プロ野球のオープン戦とは様々
な競技大会において、公式の
試合の期間の前後もしくは合間
などに行われる非公式の試合の
こと。その目的は、親睦や交流、調整、場合によっては興行などです。
【目 次】
オープン戦の試合数の決め方
プロ野球の公式戦や交流戦は、セ・リーグとパ・リーグによって管理されており、試合数などは規定に沿って決められています。
しかし、オープン戦や練習試合には規定がなく、監督の考えやチーム事情などを考慮して試合が組まれています。
オープン線は、毎年100試合ほど行われていますが、2月中旬~下旬はキャンプ地の近くで行われ、3月に入ると各球団の球場で行われるようになります。
ちなみに、試合数はチームによって違うため、20試合くらい行うチームもあれば10試合程度のチームもあります。
オープン戦の対戦相手は、球団同士で営業担当者が話し合いをして決めています。セ・リーグとパ・リーグ12球団の担当者が行う会議は定期的に開かれ、その会議で情報交換をしながら、毎年12月までにオープン戦の対戦カードを決めています。
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その判断基準としては、収支・球状の使用状況・チームの移動などです。ちなみに、選手たちがペースを乱さずスムーズに調整できるように、ドーム球場での試合が多くなる傾向にあります。
オープン戦と練習試合の違い
プロ野球のオープン戦は、観客は入場料を支払って観戦しなければなりませんが、練習試合は基本的に無料となっています。そのため、練習試合では球団に入場料収入は発生しませんが、経費を抑えるメリットがあります。練習試合の日程は、キャンプ日程などを考慮して組まれることが多くなってきました。
韓国のプロ野球チームの中には、沖縄県でキャンプをするチームもあり、日本のチームと韓国のチームが練習試合をすることも増えてきています。
生き残りをかけたアピールの場でもある
主力選手にとっては、オープン戦も練習試合も調整の最終段階という感じですが、レギュラーになれるかどうか微妙な選手など多くの選手にとっては、生き残りをかけたアピールの場となります。なお、首脳陣や野球解説者などにとっては、選手たちのデータ収集をするための大切な場となります。
「練習試合」は、チーム間の合意のみで開催でき、原則無料で行われます。海外球団や、社会人チームと試合をすることもあります。
申し合わせにより「後攻チームがリードしていても9回裏の攻撃まで行う」、「一度交代した選手を再度使っても良い」などという、特別なルールを設けることも可能です。